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琴姫七変化特集

二人の松山さん

 

歌手 松山恵子 「だから言ったじゃないの」が大ヒット

 

女優 松山容子 「ボンカレー」でホーロー看板の顔に

 

松山恵子に関してはWikipediaでどうぞ

 

二人の共通点は、共に昭和12年生まれ
共に漫画に縁がありました。

 

四つの名前

 

出井曠子
 南高等学校在学中、町内会長の推薦を受け
アサヒグラフ』(1956年2月5日号)の表紙モデルに
卒業して実家近くのNHK松山支局に就職し
事務員を務めるが三ヶ月で退社

(出井曠子の頃は近所のお姉さんでした。)

 

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松山清子(松竹)
1957年 泣き役が多かったため、仇名は「五月の蛙」

 

松山容子
1959年 TV時代劇の時代
『天馬天平
『琴姫七変化』
月姫峠』
旅がらすくれないお仙』
『めくらのお市

 

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田中曠子
1971年 漫画家の棚下照生氏と結婚後

 

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後番組企画を練っていたスポンサーの
大塚製薬が『天馬天平』で千也姫が評判となったこの人気に着目
松山を主演に「男を凌ぐ剣の腕をもつ若武者姿の姫君」を
主役にしたドラマ企画を打診して実現した。
 

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琴姫七変化
1959年6月3日から始まった七色仮面の女性版
制作は日本電波映画
1960年 12月31日から1962年 12月29日にかけて
全105話放送された。

 

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徳川11代将軍・家斉の末娘ながら
柳生新陰流免許皆伝の腕前を持つ琴姫
御前試合で結婚相手候補の男たちを次々と
打ち負かすと、江戸城を飛び出して旅に出る。
姫装束から機に応じて
小姓、若衆姿、股旅、鳥追い、芸者、渡世人等に姿を変え
行く先々で「許しませぬぞ!」の決め台詞とともに
悪を懲らしめてゆく。

 

前期(第一部)は旅先で起こる事件を従者と共に解決する行状記
柳生大三郎(シリーズ前期の従者):秋葉浩介
オールロケで、たまに名所での殺陣もある。

 

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後期(第二部)は数話が城に戻った姫が悪を倒す物語だが
途中からは旅先で起こる事件を従者と共に解決する行状記に戻る
大塚四郎(シリーズ後期の従者):松本錦四郎(松竹)

 

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お弔いのお俊(シリーズ後期の従者):川保まき
後の『旅がらすくれないお仙』
かみなりお銀:大信田礼子に引き継がれる

 

レギュラーは6人位で毎回役をもち変えてしている。
低予算の制作では仕方が無い。

 

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松山容子さんが、前期(第一部)の時に
里帰りした時、自宅から通い四日間地元で撮った
松山城奥御殿 狸の怪」を、全編見てみたいものです。

 

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前・後編のネガが現存する第二部45話分がリリースされた。

 

大ヒット時代劇【ホームドラマチャンネル広報資料より引用】
松山城のお姫様は、凛々しく美しく、そして強い。
琴姫様(松山容子
毎回毎回、町娘やら女盗賊やらに変装して
悪事を暴き、敵をなぎ倒していった。

 

主題歌「琴姫道中」 歌:花村菊江 が、
なぜ「そよ風道中」になったかは不明

 

花村菊江琴姫道中」のちに 「そよ風道中」

 

 

『頓馬天狗』の後番組『琴姫七変化』
昭和35年12月31日から37年12月29日まで全105回放送されました。

 

『琴姫七変化』前・後編のネガが現存する第二部45話分がDVD化

 

「めざし将軍(前・後編)」
「姫将軍(前・後編)」
「消えた十手(前・後編)」
「喧嘩雛(前・後編)」
「長屋騒動(前・後編)」
「音無しのかまえ(前・後編)」
「むささび団(前・後編)」
「火事場の鬼(前・後編)」
「殺し屋宿場(前・後編)」
「泥棒宿場(前・後編)」
「対決深編笠(前・後編)」
「殴り込み姫君(前・後編)」
「二人琴姫(前・後編)」
「無法宿場(前・後編)」
「異人屋敷(前・後編)」
「南海の鬼火(前・後編)」
「黒い十字架(前・後編)」
「二連銃の行方(前・後編)」
「白頭巾の巻(前・後編)」
「千両渡し(前・後編)」
「嵐を呼ぶ馬車(前・後編)」
「黒コマの秘密(前・後編)」
「姫君万才」

 

67・68話「流れて来た片腕(前・後編)」
81・82話「鬼姫地獄(前・後編)」
87・88話「血風夏の雪(前・後編)」
97・98話「暴れ神輿(前・後編)」
が未収録

 

お千代役で扇ひろ子(当時の芸名は乗松ひろみ)

 

漫画家、森としあきくんの個人同人誌
としちゃん通信第5集「琴姫七変化特集」より

 

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「ヒマラヤ天兵」の付録は、原稿が進まずかん詰めの棚下照生先生から
中学時代に久松さんが呼ばれて背景を書いてる物があります。

 

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池田憲章ファイル】氏
まぼろし探偵、ヒマラヤ天兵
 
 
「ヒマラヤ天兵」はTVドラマにもなってますね。
 

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その後の影響と類似作品

 

永井豪 先生は「キューティーハニー」(73~4)で
『琴姫七変化』に「影響を受けた」事を明かされてます。

 

『琴姫七変化』の「決め台詞」は受け継がれている「スケバン刑事
「テメェら、許せねぇ!」 「おまんら、許さんぜよ!」

 

セーラームーン」の「月に代わって、お仕置きよ!」も
元ネタは『琴姫七変化』なのですね。

 

『照姫七変化』90年代フジテレビ時代劇
沢口靖子さんの七変化

 

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雪姫隠密道中記

 

綾瀬はるか主演のICHIは
完全に、座頭市のリメイクではなく
めくらのお市のリメイク作品でしょう。

 

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海の次郎丸
海の次郎丸 『進め!次郎丸

 

 

ゲストで松山容子さんが出ていますよ。
 
ボンカレー、発売50周年記念
大塚食品は「ボンカレー50」を2018年3月5日に発売。

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希望小売価格は230円(税別)

キャラクターは、琴姫七変化の松山容子さん。



懐かしの、初代松山容子パッケージ 販売価格は80円

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発端は64年。
関西でカレー粉などを製造販売していた
食品会社が経営不振に陥り大塚化学薬品(当時)の
傘下に入り、大塚食品工業(同)としてスタートするが
在庫のカレー粉をどう処分するかが、課題だった。

世界初の市販用「レトルトパウチ食品」だという点だ。

「レトルト=加圧加熱殺菌」した食品を
「パウチ=気密性及び遮光性を有する容器で密封」
したという意味だ。
当時のパウチは半透明で、光と酸素を完全に
遮断できませんでした。
賞味期限は冬場で3カ月、夏場で2カ月。

輸送中に袋に亀裂が入るトラブルも有り
アルミメーカーが大塚に売り込みに来て
光と酸素を遮断するアルミパウチを完成させ
賞味期限を2年に延ばす。

69年5月に全国発売を開始するが、次の課題は
80円のボンカレーを「どうやって売るか」だった。
ボンカレーのキャラクターを松山容子とし
ホーロー看板を制作、全国に配布した。
サラリーマンをターゲットに全国発売を開始
 

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ボンカレー50周年、『ブラック・ジャック』45周年を記念して
コラボレーション広告

ブラック・ジャック』の中にセリフが出てくる
ボンカレーはどうつくってもうまいのだ」

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