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復活記念、旧ゼネラルプロダクツを紹介 2。

ゼネラルプロダクツ 2

 

ゼネラルプロダクツは、アニメ制作会社ガイナックスの前身となった、
「日本最初のSF専門店」。
ゼネラルプロダクツは、大阪で1981年に開催された第20回日本SF大会
DAICONⅢ」(ダイコン・スリー)の運営スタッフであった
関西学生SF研究会連盟の大学生らが、
大会運営時に培った人脈や技術を基盤にして1982年に立ち上げた、
「日本最初のSF専門店」。
SF、特撮関連のグッズ(まともな物もパロディ物も)を取り扱っていた。

大阪の桃谷に店舗を構えて拠点としていたが、のちに東京・吉祥寺に移転。
ガレージキットも取り扱っていたが、ガレージキットショップというわけではない。

 

85年カタログ

 

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会員向けサービス

 

会員制のクラブ名が『ノウンスペースクラブ』、会報名は
『パペッティア通信』であった。
会報の付録として、映画『2001年宇宙の旅』に出てきた「ディスカバリー号」や
ハインラインSF小説『宇宙の戦士』(早川書房刊)の表紙絵に描かれた
「パワードスーツ」ほか
サイクロン号」や科学特捜隊基地」等の
精密なペーパークラフトがあった。
また、自社製品も付録として、ステッカーが付けられた。

 

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また、会員向けに当時貴重であった
「特撮系TVドラマのダビングテープ」を販売していた事もあったが、
これは違法であった事から早々に販売は中止された。

 

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さらに、アニメ・特撮ソングなどの替え歌集の
同人誌「よい子の匪歌集」をはじめとして、
いくつかの同人誌を発行・販売している。
「よい子の匪歌集」は、販売前後に回収騒ぎがあり、
比較的早い時期に絶版となっている。

創設後の経緯

創設メンバーは、主に自主映画製作集団『DAICON FILM』として映像制作を行っていた
岡田斗司夫
武田康廣赤井孝美山賀博之庵野秀明といった面々である。
のちに平成「ガメラ」シリーズの特技監督である樋口真嗣も参加することとなる。

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1984年には、ゼネラルプロダクツを母体としてガイナックスが設立された。
その後、ゼネラルプロダクツは解散しガイナックスに吸収合併された。